いま他の社長さんに教えたくない1冊。何度も頷きながらすでに3回読み返しました。

やっぱり自分にとって、いまの経営者の仕事は、なによりも面白いものなのだと再確認しました。1日24時間、1年365日、仕事のことしか考えていないし、家族のことより仕事優先だし、なにより仕事の話以外、基本的に何を話していいのかわからないです。そしてそれらの結果が良くも悪くも目に見えてわかることでしょうか。良ければ周りは笑顔になるし、しくじったら暗く渋い顔になります。

間もなく入門7年目になる茶道にも通じるのですが、その点前に集中することは自己修練となりますが、それはいったい何のためにするものなのかといえば、お客さんに一服のお茶を出すこと、ただそれだけなんですよね。しかし、その一碗で相手を笑顔にできるのかどうか。その一碗のためにどれだけの準備ができるのか。

簡単なことなのに難しい。やってもやっても飽きない仕事です。

その経営の仕事を通じて本作りの現場に関わり、さらには電子出版の実現という創業来の課題で取り組める有り難さを実感しています。だからこそキッチリと成果を出して応援してくれている人々の期待に応えたいと思います。上手くいけば周りがニコニコしますから。

本書は、著者の社長さんの実体験に基づく話しか書いてありません。それが大変良いです。

小さな会社から初めていまは会社が大きくなった社長さんが、今は小さな会社の社長のために書いた戦い方の本です。大きな会社にしたいので真剣に読んでます。

小さな会社の社長の戦い方 (アスカビジネス)
小さな会社の社長の戦い方 (アスカビジネス) 井上 達也明日香出版社 2012-11-15
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