ビジネスに競争は不可欠ですが、他人を出し抜くことばかり、自分が勝つことばかり考えていると結局上手くいかないように思います。

競合他社との競争も、競合他社が生まれるほど市場が成熟しているある意味最終的な局面に必要なだけで、素晴らしい商品サービスを作るためには、ビジネス関係者と互恵関係を結ぶ仲間作りの方がより重要だと思います。

またビジネスが成功すればするほど、需要に応える供給体制を強固にするためには、やはり互恵関係の構築が重要だとも思います。

こうやって気付いたのはごく最近で、私自身いままである意味競争で勝つことばかり考えていた気もします。振り返ってみれば、それしか知らなかったということかもしれません。もともと受験競争も編集者となっての売上競争も、どちらも隣人との競争に耐えられなくなってドロップアウトして、最終的にそれもトリガーになって独立したはずなのに、またいつの間にか競争を始めていたようです。そして、そのうち、あれれ?俺は一体誰と競争しているの? と気づきました。

しかし、互恵関係を築くというと割と聞こえがよいのですが、これは実は競争することよりも難しいことだと思います。これまた学校でお友達と仲良くしましょうしか教わってないと、仲間作りイコール仲良しクラブになってしまいますし、仮にいい子のまま大人になって、課外活動なんかもやっていなかったりすると、要するに人に揉まれる経験がないままきてしまうと本当に不幸なことで、競争精神でいつまでも他人と自分を比べてばかりで、人と互恵関係をうまく結べぬままであれば、間違いなく孤立した状態に陥ってしまいます。

ビジネスは人に喜ばれる商品サービスを提供することが目的で、そのために切磋琢磨する必要がありますが、その正しい競争に至る前に、肝心の商品サービスをしっかりと作り、販売するための互恵関係を仕入先、販売先と結ばなければなりません。

最近は、業績が低迷していたのは、それは競争力が足りないのではなく、それ以前に互恵関係をきちんと結べていなかったことに原因があったと考えています。

関係者と互恵関係を成立させ、さらに高度な競争にチャレンジです。