今月のIQBの新刊として発刊したGTD超入門の2冊。どちらも発売直後からランクインしています。

このうち会社員のための究極のタスク管理 「君ならまかせて安心」と言われる仕事術のはまさんが興味深い記事を書いてくださいました。

初めて電子書籍を出版させていただいてわかったことなど

執筆にあたって、編集さんや他の作家さんから構成や書き方などについて何度かアドバイスをいただく機会がありました。これは大変ありがたかったです。

今回、新しい試みとして、構成や書き方についてプロ作家の方にアドバイザーとして加わって頂きました。従来「編集者」が担当していた仕事で、これまで一番分解が難しかった部分です。

今回そのパートをプロフェッショナルに依頼することで、校正やデザイン、制作を含めてすべてをプロに依頼する本作りの仕組みが完成しました。

社内にはこれらのプロをつなぐコミュニケーションのプロや進行管理のプロ、計数管理のプロを配置しており、編集者のいない出版社というフレームワークはひとまず形になったと考えています。

発売直後から売れているということからも、この取り組みは成功だったと考えていて、引き続きこの構造は発展させ精度を上げていこうと考えています。すでに次の企画に着手し始めていますが、シリーズ組み立てに止まらず、ビジネスフレームワーク開発も同時にできてプロダクション冥利に尽きる仕事です。

まだ表だって看板には掲げていませんが、このフレームワーク(電子出版社の仕組み)を別のプロライターの方が運営されている出版セミナーのために提供しています。

昨年から電子書籍をたくさんつくるのではなく、電子出版社をたくさんつくることを目標に据えていますが、これは出版社の編集者が味わっている「もの作りの楽しさ」の部分を多くの方に味わってもらおうというのが私の発想の起点です。

多くの方が楽しみつつ実利を得られるのであれば、その事業には何らかの社会的意義があるはずだと考えています。

ちなみに執筆アドバイザーの点ですが、単なる文章の知識があるだけではだめで、何より「本を売る」意識があるかどうか、次にブログを構築運営したりSNSに参加したりといった経験が必要だと思います。これは「編集者」も同じですね。