以前もこのタイトルで書いてますし、このキーワードを含むエントリーもいくつか書いていますが、そこまで戻るのか!と思ったので忘れないように書き記しておこうと思います。

来年の大河ドラマは黒田官兵衛だそうです。なんともまぁマイナーな武将を選んだなという感想です。なぜなら自分が卒論でテーマにしたのが、あまり知られていない黒田官兵衛だったからです。何故彼を選んだのか?ですが、それは単純に福岡出身だったからでした。

当時は織豊大名の領国経営の研究者を志してました。それで大学を出てから上京し幸運なことにその専門的な研究ができる大学に入ることができたのですが、そこで田舎大学出の低レベルを痛感させられ、研究職の将来展望の厳しさに恐れおののき、何よりパソコンの面白さに目を奪われてしまい、修論を書き始めたところで中退してまったく関係のないいまの仕事に転向して現在に至ります。

その後は好きなパソコンと本という組み合わせの世界にずっと携わることができたので何の後悔もないのですが、やはり若きころに志していたものに挫折したという思いは少なからず残っていて、お茶のお稽古の度に、すらすら読めない書を目の前にすると、いつかまた再開したいとは思っていました。

中退しようと決意した経緯は以前もブログに書きましたが、当時お世話になった先生がそうだったように、まさか本当に40を過ぎて原点の仕事に関わるとは先月まで想像だにしていませんでした。

いろいろ秘密なのでもやもやとしか書けませんが、とにかく、これから暫くは参考図書として歴史書が買いまくれるな、視察出張に出かける口実もたくさんつくれるぞと、そう考えるだけで口元が綻びます。

仕事は楽しまないと損ですね。