会社を成長させるということは、イコール社員の成長を促すということですね。

放っておいてもどんどん成長している人、失敗してへこんでいる人、無口になって影が薄くなっている人、いろんな人がいますが、みな同一人物です。

つまり、人は成長する時期もあれば、壁にぶち当たる時期もある。

見ているとそういう成長の波に対して、愚直にやっている人がもっともうまくいっているようです。

もともとパワーがあるからそう馬鹿正直にできるんでしょうけど、荒波をモノともせず、一心不乱に目標に向かって突き進むことが、何事も一番うまくいくように思いますね。そうやって見直すと「愚直」っていい言葉だなと思います。

似た感じですけど「生真面目」は、そこそこまで上手くいくけど、ある程度のところからはちょっと難しいところがあるかもしれません。

私の大好きな新明解国語辞典によると「人並み以上にまじめな(だけで、融通の全くきかない)様子」とあります。なるほど、遅刻はしない、上司の言うとおりにする、そういう点で非の打ち所はない、ただ目標となる山の頂上に向かって、一度決めた登山ルートを頑として変えない、そういったイメージがありますね。で、途中で遭難しちゃう。

もし「愚直」なパワーがないなら、「素直」を基準にすればいいんじゃないでしょうか。

ここ数日、不調な社員を見つけては、話をしているのですが、新人だろうがベテランだろうが、共通する点は、自分がスランプに陥っていることを素直に認めないことですね。

明日こそは回復するという根拠のない期待をかけては、失望を繰り返す毎日。それは疲弊して当たり前です。

最初に話したとおり、成長を求めていろいろな活動をしてるので、社員の不調のほとんどすべては成長の壁にぶつかっていることを原因とするものです。

今までと同じやり方で仕事を進められなくなるほどに成長し、今まで着ていた服が小さくなって身動きがとれなくなっている。

生真面目な人ほど、動けないことを「申し訳なく」思うのか、そのことを素直に認めません。その古い服を脱いで新しいサイズの服に着替える必要がありますね。

生真面目な人がやっかいなのは「着替えればいいじゃない(新しい仕事の仕方に切り替えなさいよ)」とアドバイスしても、これまた素直に聞かないことですね。

しかし、「身動きとれない。。」と言っているだけで、子供だったら親が「よしよし」って着替えさせてくれるだろうけど、大人なんだから着替えは自分でしないとね。

「不調」というのは、何かが違うと教えてくれる合図、それも「良い知らせ」と思うところから初めて見たらどうでしょう。

それぐらいは素直に聞いてくれたらと思います。