長いこと「売れる本作りをトータルにサポートする」を使ってきました(2年前から「売れる」を「読まれる」にシフトしてきていますが)。

「売れる本作り」を掲げたときは、パソコン書バブルがはじける前、そしてビジネス書バブルの始まったころでした。

「これだよ。これ。」といろんな版元の幹部の方々にいい言葉だよと言われました。何しろ競合が多いわけです。ようするに「より売れる」と響いたのだと思います。実際この10年ですごく売れる本の仕事に何度か携わらせてもらいました。

でも、それから5年ぐらい経ちましたが状況は一変していて「売れる」の言葉が空しく響くようになってしまいました。とくに電子書籍のサービスで「売れる」を語る会社があって、こういうところと一緒にされたらたまらないなぁという私自身の思いも強くなり。

ということで昨日デザイン部門とのMTGで、これを正式に下ろそうということにしました。そこであがった案が(まだ洗練されてませんが)、

「やる気にさせるデザイン」

です。どういうことかというと、当社のブックデザインを提供すると、担当編集者だけでなく、著者もそして営業の方も「よーし!」となるようなんですね。いや、その気持ち私もよくわかります。

ということで方向性が決まったと思っていたところ、今朝方FBのタイムラインを見ていると同じYoutubeがシェアされてました。

ホームレスの男性の外見をプロフェッショナルが劇的に変えるとどうなるか?という内容です。

まさにこれですね。当社のブックデザイン事業部はこちらの方向に進みます。