昔読んだ本でバタ貧社長という言葉がありました。

挨拶代わりに「ちょっとバタバタしておりまして」って言う社長は儲からないっていう本です。これ本当の話なんですよね。いつも忙しい社長ってかなりヤバイと思います(ここのところ反省してます)。

どうしてかっていうのを書き出すと長くなるので省略しますが、「いやぁ、忙しいんだよねぇ」って自分で言っている人がたいした仕事をしていない、というのはよくあることですし、締め切りが短い仕事は、一番たくさん仕事を抱えている人に頼めというのは、組織のリーダーとしては常識みたいなものです。

そういうわけで、忙しそうに見えるというのは、他の人にはどうでもいいことであるだけでなく、分かっている人からみれば最悪の評価に映るということを知っておくのはいいことじゃないかと思います。

で、同じようにまるで一人で会社を背負っているかのように、くたびれて疲労困憊な表情で仕事をしているのも同類だと思います。特に男は馬鹿だから「大変ですね」なんて女性社員に言われて、オレってまんざらでもないななんて思ってたりするから救われません。

普段クールにやっているやつが珍しく徹夜して無精ひげはやしているのなら、その「大変ですね」には意味があるかもしれませんが、いつもくたくたになっているやつには、それは単なる朝の挨拶ですから。哀れみの。

もちろんこういったことは、男女関係なく、不満な顔や疲れた顔して仕事するのは×です。

会社としてもそういう社員を営業先に派遣するわけには行かないので、吉村と相談してノー残業デーを導入することにしました。

いま「仕事をするのにオフィスはいらない」っていう本を読んでいるのですが、なるほどこの本に書いてあるとおり、仕事の質を決めるのは集中力の問題だと思います。

もともと、朝から晩まで机の前に座っている人の仕事は信用してはいけない、と私は思っていて、その点を重点的にチェックしているのですが、それは「そんなに集中力続かないだろう」と思っているためです。この本についてもいろいろ語りたいですが、時間がないのでまた今度。

ともかく、集中して仕事をするというリズムを身につけてない社員に、そういうリズムを身につけさせるためには、ある程度強制するしかないという判断です。

さっそく来週水曜日からノー残業デー。というわけで電話も18時で受付終了させていただきます。