今年は年末年始の休暇が短く数年ぶりに帰省しようと考えているので、この三連休で早々と大掃除を終えました。

我が家で大掃除といえば自宅の本棚の整理です。5年前に決めてずっと守っている方針があります。

もう本は貯め込まないことにした
2009 年 12 月 28 日

今年も1つに定めた本棚から溢れている本を大量に処分しました。段ボール4箱ぐらいありました。

不思議なものですが、最初は捨てられないなと思っていた本も1年寝かせると「もういらないな」と思うものが出てきます。そうやって整理して棚に残っていく本を見ていると客観的に自分を見ることができて面白いですね。

そして本の整理をしていて毎度痛感することは、本棚はホコリの大発生源だということです。今年は新聞も数ヶ月とっていたのですが、ちょっと油断すると新聞紙や折り込み広告も山積みとなってこちらの紙もホコリを生み出します。

個人的に紙資源浪費という観点からの自然環境保護には感心がありませんが、この大量の紙在庫から発生する住環境破壊には重大な関心を持たざるを得ません。最近は学校からのプリント公害被害も甚大です。

「紙に情報を載せて配布することを減らすべき」

本当に価値あるコンテンツだけを本にして、それ以外は最初は全部電子にすべきだと考えています。

本作りを生業にしているので一見矛盾するような考えですが、本が稀少なものとなればその制作過程に携わる我々も仕事のレベルを高め付加価値をあげるべき要因となりますし、電子書籍の普及そのものはこれからの事業の柱の1つであるため、個人的に電子書籍の普及を図ることは、当社の発展と個人的な生活環境改善に完全に合致します。

これから当社としてはデザイン、制作面に関しては引き続き、品質高い読まれる本を作っている出版社にサービス提供を続けられるよう努力を続けながらも、企画に関してはボーンデジタル電子書籍に絞り込みます。

電子書籍は所有物かどうかという議論もあるようですが、古文書や古書となってすでに価値が生まれているものならばわかりますが、これから新たに作る本のすべてにそういう概念を適用する必要はないだろうと考えています。

ということで、あくまでも個人的な要求に基づいたライフスタイル設計から全体最適化を図り、電子書籍関連サービスを開発提供していく考えです。

これはとても面白い仕事です。