第2次180日プロジェクトは、期日前に目標達成の見込で現場には新たな作戦を指示しました。

プロジェクトを振り返ってみて、全体的に順調でしたが細々とはもちろん一筋縄とはいかず、小さい問題、大きな事故と様々ドラマはありました。ただ前回の180日がそれに加えて資金繰りで薄氷を踏む思いをしていたのとは異なり、より計画的に現場で対応できるよう経営基盤が整ってきた点が大きく異なりました。

この2回の180日プロジェクトの1年は増床・増員・昇給とセットで攻めましたが、結果的にそれが社員のレベルとモラールアップにも繋がり、着実に次のステップへの足がかりができたと思います。

まだ資本金を割り込んでいるので完全な取り戻しにはあと半年は必要ですが、債務超過からようやく脱出しました。2期連続の赤字解消に都合4年かかったわけですが、赤字は黒字の2倍のお金が動くということを見事に体感した思いです。

莫大な損失とはウェブサイト開発とその後の片付けで作ったものですが、今思い返しても当時は何かに焦って浮き足だっていた日々だったと思います。社長が事業に惚れ込んでしまって盲目となっては会社を傾けるわけですね。

そのように痛い思いをしないと本当の意味で事業に情熱を傾けることを理解できなかったことは残念ですが、まぁそれも取り戻してしまえば受験に失敗して浪人生活を振り返っているようなものです。そう思うことにしました。

となれば遠回りというよりは、これから再び新たな事業を手がけるにあたり冷静になっている自分がいることにも気付き、とても貴重な経験をさせてもらったと思っています。

さて、半年計画を2連続達成させたら経営者として年間計画に切り換えて取り組むと考えていたので、年明けから着手する年間事業計画を立案中です。立案中のその計画には、事業そのものの計画とともに、個人的な取組や姿勢の部分も変える計画としています。

来年からは槍働きを辞め、プレイヤーとしては完全引退で望む決意です。