ウェブメディアの創刊は「戦わずして勝つ」の戦略でいく

ちょっと前までは吉越さんの本を読みあさっていたのですが、今は宋文州さんです。はい、最近、私が残業ダメダメいっているのは、両者に感化されているためです。

で、新刊を読んでいたらなるほどと思ったのでメモ。

宋さん曰く、孫子の戦わずして勝つは、「いかにコストをかけずに利益をあげるか」だと。

「いくら敵の損害が増えても(売上増加しても)、戦争すれば必ず味方も損害を被る(コスト増)わけで、その差(利益)はなかなか伸びない」ということだそうで、なるほどそうだなと思いましたね。

実のところ、ここ数週間、ブログには全く書いていませんが、新しい企画を立ち上げるにあたり壁にぶち当たっていたところでした。

で、昨日ちょうどそのうちの2つの案件について、仕切り直しで関係者とミーティングをしていたのですが、双方でやはり続行しようという結論に至ったのですが、その際、コストの問題をどう捉えるのかということで私自身、判断に逡巡するところがありました。

もうあとは分かる人に分かるようにしか書きませんが、ウェブメディアを創るのに、コストがかかるから、それを上回る売上を作ることを前提に考えていたので頓挫していた部分が大きかったのです。わかりやすく言うと、広告収入を前提として雑誌を創刊してはならない、とでもいいますか。

どこかからお金を引っ張ってきて、こうやってサイトつくってユーザー集めたらチャリンチャリンみたいな、そういったいい加減な夢物語はもう聞くのも言うのも一切止めたいと思っていたんですが、この言葉で決意できました。

1つのプロジェクトでは、「雑誌を創刊しよう」ということで方向性が一致しました。この場合の雑誌とは、もちろん取次口座を開いて、雑誌コードを取得してってことじゃありませんよ。

じゃ、どうやってやるのかって?知りたい方、一緒に手伝ってくれたら教えます。

って、すでに自分で答を書いてるな(笑)

でもいま一つ確実に言えることは、ネット技術をいくら研究しつくしても(当然やるらないと話にならないが)、ウェブメディアは創刊できない、ということですね。本は人、と思って仕事をしてきましたが、ウェブメディアも全く同じです。

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2件のコメント

  1.  香山リカは「勝間和代には成るな」と言っております。宗教家は皆そう言うでしょう。

     ・・・政党が出来るような本を出して下さい。

  2. 和尚さん

    ご無沙汰しております。私は”専業主婦を妻に持つ九州男児”なので、こちらが望んでも絶対に勝間シンパにはなれません(笑)
    政党が出来るような本って誰に書いてもらうべきなのでしょうか。

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