事務所を移転して1年経ちました。
【お知らせ】事務所移転について | katsukinoboru.jp
実はこの移転の前後で一瞬金庫がほぼゼロになる事態もあったのですが、移転後の勢いで全社一丸の大攻勢(もちろん波乱はいろいろありましたが)、1年経ってみれば数年来の課題であった実質的無借金経営に戻すことができました。美しいBSと実に6年ぶりの再会です。
この5年間、なんでこんなことしているんだろう、バカなことして遠回りをしてしまったな、などと時々に思うこともありましたが、いまとなってはすべて血肉となり、特に経営立て直しと新規事業立ち上げの両方を同時に実施したことで経営者としてはかなりの自信を付けました。
ドラマであればここで大団円ですが、最近は上手く行ったタイトルはちょっとお休みして第2シーズンへ突入です。というわけで次の課題の準備に着手しています。
この8月からの来期は13期目になりますが、干支も一回りしてオリンピックまでの5年を駆け抜けるという意味で、ここからまたゼロスタートで新しい展開に取り組もうと考えています。
すでに年初から新規事業の準備を進めていて萩原さんとリサーチを続けていたのですが、いろいろと話を聞いたり考えてたりしているうちに、「せっかく何も背負わない状況にもってきたのだから、中途半端なことはしないで面白くて儲かることをしよう」という機運が高まってきました。
そこで前提となる経営方針を変え、それにあった未来像を設定していくところから思案中です。
- 時流にあった小規模多角化経営を目指す
- 100%子会社を複数作って経営を任せていく
- 自分たちが面白いと思うことを優先してやる
- そのためにも自己資金で絶対的な黒字経営
いまはデジカルという社名ですべての事業をやっていますが、デザイン事業、制作事業、電子出版関連とそれぞれ別会社にしてそれぞれ社長を据えていくつもりです。
まずは社長自らということで、もう1つ会社を創るためにレンタルオフィスで事務所を借りました。パソコンとスマホにノートとペンだけ。自分でホームページ作って自分で企画、営業してスタートアップします。
改めて自分自身は何をしたいのかを整理してみました。
- 社員の仕事の価値を高めて高給にする
- デジタルコンテンツビジネスで高収益を作る
- いつでも株式公開できるようにする
上で小規模と書いたのですが、やはりそれなりの売上規模は目指さないと説得力に欠けると考えています。それにほんとうの仲間を集めるためには裏付けとなる同じ釜の飯が必要です。
また恥ずかしげもなく「45歳からのゼロスタート」などとタイトル付けていますが、実は終わりから逆算して後継者を育て引退できるようにしようと考えています。
いままでであればこういう勢いあることを書くと「よし!全部自分でやってやる!」と思っていたのですが、今度は人に任せ育つのを待ち実現させることを前提に考えています。
- 右腕を育て引退できるようにする
デジカルを創業したのが32歳でした。ということで一回り年下でキャリアチェンジを検討しているビジネスパーソンを募集します。7月ぐらいにはここで告知します。
最後に、家族(というか家内か)をないがしろにしていたので、そこを何とかしようと思っています。
今年一番下の娘が小学校に入学しました。うちは一番上と3番目と一番下と、それぞれ5歳ずつ離れているのですが、一番上のときは忙しすぎていつの間にか入学してました。三番目のときは悪いなと思いつつも後回しでした。ようやく一番下になって、これは最後だしマズイなと今回初めて入学式にフル出席しました。
愚かなことに今頃気付いたのですが、世の中ビジネスじゃない部分の方が大部分なんですよね。社長としてきちんと、しかもそれなりの生活で暮らすことも実践していかなければいかんな、と思っているところです。そうじゃないと社員はいつまでも浮かばれませんよね。
- 多少の余裕がある生活を目指す
たぶん書いたので実現すると思いますが、問題はその品質ですね。適当に楽しくやろうと思ってます。
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