このところ何かにつけて「シェイプする」とひとり社内で呟いています。
取組んでいる事業の形態を整える意味で使っているのですが、本質的には組織形態の整形とその基盤となる人材の育成を意図するものです。
この2年で売上は倍増しましたが、社員も倍増に近い増員を行いました。組織の膨張を防ぐように慎重に進めてはいますが、同時並行して進めている事業の分化、新規追加による混乱もあって、社員の連携や異動が計画通りに行かない場合(たいてはそうですが)、宙ぶらりんな状態が生まれたり、余剰が生まれたり、一方で不足が発生することになっています。
来月にはこのような状況から脱出することを意図して、組織のシェイプを実施しています。方針はすでに決めています。
「少数にすれば皆が精鋭となりうる。」
いままさに「玉にはますます磨きをかけ、石にはトレーニングによって玉に変えて」いく作業を行っています。また同時に「適材適所」の取り組みも実施しています。
以前に書いた通り、まさに身を削る思いでやっていますが、これらの記事を書いたころから私も多少は成長を果たしたのか、ほんとうに身を削りっぱなしではいけないことも理解をすることができました。
そもそも人材を磨くのにこちらが削れていては意味がありません。まずは私自身がダイヤモンドのように硬くなければなりませんが、それが何かを今更ながら気づいたのでこうしてブログを書いています。
社長が社員の誰よりも硬くなければならないのは情熱を裏付ける意志です。この話、いろいろな経営者本に書いてありましたが、いろいろと心惑う後顧の憂いもあってすっかり忘れておりました。
久々に、経営のコツここなりと気づいた価値は百万両。