物事がなかなか上手くいかないのには様々理由があるわけですが、「したいこと」をすればいいのか「できること」をすればいいのか、を考えたときに、多くの場合「したいこと」をしていれば、何事も上手くいくと考えがちなところに、上手くいかない遠因があるのではと思っています。
これは最近、若者をみていて気づいたことなんですが、自分に自信がない人ほど「したいこと」を強調しますね。もっというと未知のことは「やりたくない」とも。
そういう場面に直面したら、なるだけ「できること」からやってみたらいいんじゃないの?とアドバイスしていますが、私の伝え方が悪いのかまだあまり効果があるようには思えません。もちろん当の本人の目標がそもそも違うのかもしれませんが。
確かに好きこそものの上手なれといいますね。ただ、目標達成に向けて「したいこと」しか考えていないと、いつまでたっても具体的な目標実現方法を考える機会が訪れないと思うんですよ。つまり、目標に向けて何ができないのか分からないし、何をすればいいのか分からない。
で、個人はともかく、会社が理念とばかりに「したいこと」を世に宣言していたとして、目前の顧客が望んでいることができないのであれば、それは公約を実現できない政治家と同じで、何の存在価値もないと思います。
メディアなんて大仰に言っていますが、要するにそういうことだと思っています。
当社としても実現したいことは山積みですが、今はそれに向かってできることを120%実行して行くのみです。
はじめは小さな仕事でいいんじゃないですかね。業界紙に記事が載ったからって、イベントでプレゼンしたからって、別に顧客は見てないと思います。というか業界なんてどうでもいいです。どこにあるんですかそれ。
すべて「できること」を基準。それを当社のベースにしたいと思います。
3件のコメント
3件のピンバック