デジカル創業した2003年10月に生まれた次男ももうすぐ15歳です。ということは高校受験生です。
何度か「育て直し」で記事書きましたが、彼は生まれてすぐに病気にしてしまい2週間ほど入院することになって、危うく死ぬかもしれないところでした。原因は私自身で、あまりの激務のため免疫力が低下していたところに感染症の病原菌を生まれたばかりの彼に持ち込んでしまったためです。
小児科の専門大病院に入院したのですが、夜面会にいったときに、薄暗い病棟、それも真新しい小児科らしいデザインの大規模病棟でしたが、その薄暗い病棟のあちこちから小さな子どもの鳴き声が聞こえてくる光景が今も強烈に目に焼き付いてます。
それから数年して元気になってよかったと安心していたら、今度は「あれ、この子はしゃべるのが遅くないか?」と気づいて、気づいたときには重度の中耳炎で片耳が聞こえない状態になっていました。これまた仕事に忙しくて、しかも上の二人の対応にも忙しくて気づくのが遅くなりました。
そしてまたあの病院に入院。手術して無事耳は元通りになりましたが、暫く耳が聞こえなかった後遺症で上手くしゃべれない期間が長く、小学校に入学しても勉強がついていけるかどうか、高学年を越えられるかどうかと言われたのを覚えています。
それからの6年間、毎週月曜に家内が言葉の教室に連れていき、先生方の指導のお陰でいまはまったく何の問題もありません。多少遅れた勉強のキャッチアップに苦労はしていますが、そもそも偏差値だけ高い高校、大学に進めばすむ時代でもないので、彼の素養を活かせる学校に進学できればと考えていて、今回将来性ある行き先も見つかったのでそこに向けて頑張っているところです。
この次男のことについては、遅れているということで、いろいろな人がいろいろなことを心配して言ってきましたが(それを家内から間接的に聞いてましたが)、そのたびに、この子にはこの子の成長があると、だから何だと思って聞いていましたが、今となってはそれで間違いなかったなと思っています。
と、長々と振り返って書いているのは、私の中で、この子とデジカルの成長とが完全にオーバーラップしているためです。そして会社もいろいろありますが、私自身が諦めず、芯の部分で社員の成長が続いている限り、なんとかなるし、またいくらでも成長変化していくものだな、と最近も実感しています。
今年は俺も頑張るからお前も頑張れ、と次男に言っていますが、これから彼の受験勉強が本格化する(はず)のに合わせて、デジカルの方もこの育成問題については引き続き真正面から取り組むとともに、そろそろ現場も独り立ちでいいんじゃないかとも感じているので、私は次のステージに向けて行動開始しています。