昨日、一昨日とデジハリさんにお願いしてあったデザイン室のための特別研修に参加してきました。

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彼らにはある程度のウェブデザインの実践を課してあって、いくつか実績も作ったところで、改めてウェブデザインの基礎を短期集中で仕込んでいただきました。もともとPhotoshopもある程度使える連中なので、思惑通りに短期で重要なことを学ぶことができたと思います。

なんでDTPやってる人間にウェブデザイン?と思われるかもしれませんが、当社でも創業時にはレイアウトデザインしかやっていませんでしたが、現在ではカバーデザインも手がけていて、いまやこちらのほうが大きな実績を上げているので、ウェブデザインについてもこの先同様に良いものを作れると考えています。

少なくとも、私の頭の中で本のデザインと本を意識して作るウェブのデザインについては、意味として全く同じものなので、それを実現していこうと考えています。また、この先デザイン室はブックデザイン、ウェブデザインで終わるつもりは毛頭無く、萩原のほうも、違う方向でまた違う新しいことを始めようと画策してます。

DTPデザイナーの方が仕事の幅を広げるためにコーディングを学ぶことが多いと事前に聞いていたのですが、私はそういう垂直工程方向での技術拡大では長続きしないと思っていて、あくまでも水平方向にと、いろいろ相談して(無理を言って)特別カリキュラムを作って頂きましたが、申し分ない内容でした。

さらに先生方が自ら制作会社を経営されているということで、マネジメントや営業のケーススタディも具体的詳細に伝授頂き、実はこちらについては現業についても応用の利くもので、皆様々に刺激になったようです。

それにしても私も真剣にPhotoshopで素材作ったのは何年ぶりか。一生懸命遊んでた頃は5の時代だったのでマシンの性能、ソフトの機能どちらも隔世の感で一杯です。

情報設計、グリッドデザイン、生産性の高いデザインカンプ。要点を押さえた研修でしたが、何よりもよかったことは、先生方が終始一貫して「A当たり前のことを、Bバカになって、Cちゃんとやる」ことを力説されていたこと。

デザインを数多く見ない人間に良いデザインが作れるはずがない。デザインに限った話ではないですよね。企画編集だって漫然と本を読んでいるだけの人間に良い企画が作れるはずがない。これまた別段、本に限った話でなくウェブだって同じだと思います。

引き続き社員のバージョンアップにどんどん取り組みます。