毎月1回開催している営業会議に、顧問であるマエサワ税理士法人の木崎さん、野上さんに参加していただき会社のお金の流れについて社員にレクチャーしていただきました。要するに損益計算書の仕組みについての解説なのですが、どうやったら利益が出るのか、その利益はどう還元されているのか、現在値と目標値はどれだけ異なっていて、達成したら会社がどう変わるのか。先に立ち上げた売上拡大プロジェクトにも関連して、スタート地点そして用語・概念を全員で明確に意識し共有しておこうという試みです。

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日頃からカネカネとは言っていませんが、お金のことをなあなあですましたり、曖昧にしたり、甘い管理をしている人は、絶対に裏切るし逃げると思っています(そういう目で見るようにしています)。学校や家庭で教わることでもないので知らないことはあってもいいと思いますが、それを知らないままにしている人はダメだと思います(というか大抵事故を起こしたりして、最後は仕事投げ出しますね)。

そもそも自分の給料がどこから出てきているのか考えたこともないという人はもう滅びたほうがいいと思います。最近も役所の人とやりとりしてますけど、何やっても給料変わらないっていうのは人を腐らせてると思いますね(哀れです)。自分の懐が痛まないから平気なんでしょうけど、景気対策だからどんどんばらまけばいいと平然と言っている金融大臣なんかはもう人間としてどうかというレベルですね。

話がそれた。

やはりプロが説明するとわかりやすく、同じような中小企業を日頃からたくさんチェックしておられるので、社長がうるさく説明するよりも断然伝わっているように思います(願います)。

先日もブログで書きましたが、今は社員育成に集中するフェーズと位置づけているので、このような機会を通じていろいろなことを学んでもらおうと思っていますが、会社として中堅社員に対してできることは、どこかの研修セミナーに派遣することではなく、このようなチャンスを一つでも与えることだと思っています。

席上、木崎さんから「会議で他人の発言にどれだけ意識できているかで得られるものが違う」というコメントを頂きました。本当にそう思います。見ていると熱心にメモしている人、うなだれている人、やる気のある人ない人、確かによくわかりますね。その違いが一ヶ月後に如実に表れ、差がつきどんどん開いていくのでしょう。

会議自体は、前沢先生から教えて頂いた「責任会議」方式で進めていて、成果が出ていないものについては徹底的に「なんで?」「どうして?」と追求します(と分かるような資料を作っています)。誰の仕事のどこに問題があるのか?1案件ごとに問題点がないか精査して、原因を明確にし日時を明確にして改善策を提出させるわけですが(翌日までに)、ここで追求されていることはただ1点、「なぜ実行しなかったのか」ということに尽きます。

いつも河野さんが「相対化する」ということで話をしてくれますが、人の能力なんてそうそう変わるものじゃないと思います。みんなの企画書や計画書もかなりいいものを書いていると思います。しかし、その企画書、計画書を「実行したかどうか」それも「すぐにしたかどうか」「徹底的にしたかどうか」というところで、凄い人とそうじゃない人が別れています。

各プロジェクトの進行を見ているとあちこちでブレストなるミーティングや進行報告会議をやっているのですが、中には芳しい成果が上がっていないのもあります。それはひとえに実行していないため。まぁみんながそれに気づくまで多少は無駄な時間を過ごすのも大事だろうと思って今は見守ってます。

また新たな一ヶ月が始まりました。来月の営業会議がプレッシャーに感じるか、それとも朗報を携えて余裕で参加できるか、は今日何を実行するかにかかっています。

すぐやりましょう。必ずやりましょう。できるまでやりましょう。

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