1つ新しいプロジェクトを紹介します。

岡田さんが編集長となって「きれいになる.jp」というウェブマガジンを始めます。何今頃ウェブマガジン?って思う人もあるかと思いますが、私はこれからが本当のウェブマガジンの時代になると思ってます(ほんとうはソーシャルメディアを目指してます)。これをここまで持ってくるにはずいぶん苦労したのですが、立ち上がってからは結構スムーズです。スポンサーのめども立ったので、もちろんまだまだ気を抜けませんが、これはいける(儲かる)と思います。

オープンに先行してblogを始めていますが、美容に関する内容だけでなく立ち上げ過程なども書いていくはずなので、こちらをぜひご購読ください。

「きれいになる.jp」まもなくオープンです!! – きれいになるblog

電子出版の話題が激しい勢いで盛り上がってますが、雑誌を電子化してアーカイブしたところで成功するはずないって、こんな簡単なことをどうしてわからないのかなと思いますが、頭のいい人たちはさっさとその本質に立ち戻って、コミュニティ形成とその運営に邁進しているようなので、当社としてもそれに乗り遅れまいと企画を進めます。このメディアの本質もそこにあります。

ここで必要なのがなによりもコスト削減。レガシー出版がうまく転換できないのはここをリストラしないからだと私は思いますが、そんなのリストラできるわけがないので永遠に実現できないと思います。それからコスト削減にもつながるのですがスタッフマネジメント。営業を誰がどのように担当するのか。ここが転換点の2つめの障害だと思っています。つまり元紙媒体編集長の岡田さんがここまで転換するのに3ヶ月かかったということです。

いまでもウェブのことはよくわかんないと謙遜気味ですが、別にテクノロジーについては、その詳細まで網羅的に知らなくてもいいと思っています(知ってた方がいいとは思うけど)。そこはメディア事業部の連中がフォローするし、とにかく編集長の存在感がとても大事で、紙の編集長やってた人なら基本的にOKだと思います。

あ、どこかの版元のどなたかが現在の電子出版でも紙で売れなかった本は、電子でも売れてないとtwitterで真実をつぶやいておられましたが、これは雑誌の場合も当てはまるかもしれません。いくら雑誌編集経験があるといっても編集長じゃなかったり、編集長だったとしても売れてなかったりしたら、ネットで売れるかっていうと難しいと想像します。

あくまでもテクノロジーの選択は2番目の問題で、何でコミュニティを形成するのか、それをどうやって低コストで維持するのか、そして本気で作り上げ、売り上げてやるという熱意や覚悟があるか、という本質を見失わなければソーシャルメディアは運営できると今はそんなことを考えています。

というわけで、よしっ、おれが、わたしが、売れるソーシャルメディア作ってやるぞと思った雑誌編集長の方、レガシー出版に見切りをつけて一緒にやってみませんか?