さてようやく公表できるかなというところまで漕ぎ着け、本日2月1日を期して営業を開始しました。このサービスは1月から加わった”新しい萩原”がメインで担当します。彼は13年も自費出版の最前線で企画営業と編集の実績を積んだ自費出版のプロなんですが、彼自身がこれまでやりたくとも出来なくて歯痒い思いをしていたことを実現するために当社に加わって貰いました。

私自身は以前書いたとおりで純粋に親孝行で考え始めていたことです。若い頃に限らず最近までも随分と心配をかけてきたので(子供たくさんなのに会社作っちゃうしねぇ)、こういう形で元気なうちに親父と一緒に仕事ができるというのは本当に良かったなと思ってます。

話がそれました。前回そういったことをブログに書いてから、あれよあれよという間に電子出版の話題が沸騰してきて、Amazon直販やKindle、ipadなどを利用した出版など、自費出版そのものが見直される動きも(業界的にディープで限定的な話題だと思うけどね)あって、それこそ今日は2010年代の「出版」を考えると題したイベントがあったようで、さっきまでそのUSTREAM見てましたけど、うーん。いろいろ見ていて考えてもいますけど、やっぱり実際に実践してみて儲からないと、どの話題も結局のところ、どれが勝ち馬?という論評にしか聞こえなくて、レガシー出版社の戦略はそれでいいと思いますが、当社の場合はそんなことではいかんだろうと。

そこで、あなた出版社サービスでは、いわゆる従来型の自費出版だけでなく、新しい出版の時代にあるべき編集者サービスを提案していきたいと考えています。どういうことかというと、例えばコンテンツに自信がある著者と組んで、一冊の企画ごとに出版プロジェクトを組んで一緒に儲けませんか?という提案をしてみたいと考えています。

それこそ電子出版にも積極的にチャレンジしたいですが、実際のところ端末もそんなに普及していない現在では、その前段階としてまだまだ本の直販でできる取り組みがいろいろとあると考えています。その場合も掲題の印税率30%、冗談じゃく本気で実現させようと思います。

とにかくこの件、ぜひ萩原と私を「あなたの編集者」にして欲しいです(新しい萩原のブログも是非購読してやってください)。私自身も、このプロジェクトについては新しい編集者として現場で出発したいと思っていますが、執筆者として今後の新しい出版を模索しておられる方々と意見交換できたらと思ってます。

http://anatapub.jp/

あなた出版社 via kwout

それにしてもこのプロジェクトも準備を始めて11月には発表すると書きながら3ヶ月が経ちました。あっという間ですね。この間加わった新しいスタッフも一生懸命頑張ってるみたいですが、最終的に社の収益に貢献しているかどうかが問題なので、今のプロジェクトについては極めてなるはやで成果を出すようにやって欲しいと思いますね。

今年はベンチャー事業で挑戦していくと何度も宣言していて、いくつか同時にプロジェクトを立ち上げましたが、今ひとつ私の本気度が伝わってないようで、まだまだのんびりしてる人もいるんですが、正直な話、どれも上手く立ち上がらず資金が尽き果てたときには、それらのプロジェクトを解散するだけでなく、そのときは一旦会社も畳んですっきり精算して出直そうと考えてます。その場合たくさん借金も残るけど、そんなの日頃なんの音沙汰もない銀行から借りてるだけだし、働かなくても支援なんて言っている甘い政府だからある意味チャンスかも?(笑)

というのもこれからどんどん新しい事業に邁進しようというのに、もっと考えようとか、きちんと稼ごうとか、要するにもっと働けって後ろ向きに叱るのにすごく飽きてきてるんだよね。

あ、もちろんその新しい会社のことはすでに考え始めてます。これは今のプロジェクトが上手くいっても、行かなくても実行したいと思ってます。もちろんどちらも上手くいかせるつもりですよ。今のところは。