すでに進行中のプロジェクトについて、夏の終わり頃から少しずつ契約書作成作業を進めてきました。契約書作成、とりもなおさずそれは未来の仕事の約束ということで、これは社長の仕事だ!とばかりに張り切って作業を開始しました。

通常、業務委託契約書や著作権許諾契約書のようなものは、条文交渉を自分がやって、加筆修正と法務チェックの指示を出せばパッと仕上げられるのですが、今回は全く新しいタイプのものを、しかも同時に3つも作らなければならず、さすがに途中で作業指示が滞り気味に。

そこで全部自分でやることをやめて、条文作成から丸ごと古屋さんに任せられるように切り替えてきました(今は「任せる技術」の本を何冊も読んでるんだよね)。

そして本日期せずしてそのうちの2つが同時にまとまりました。
これから押印してそれぞれ発送します。

ひとつは著者と契約するための電子出版契約書です。

電子出版は、いろいろと未確定なことが多く(実際確定要素のほうが少ない)、着手した段階ではまさに徒手空拳状態でしたが、版元の法務・契約部門の方からも直々に助言をいただくことができ、自分たちで作り上げる以上に精度高く無事完成させることができました。

もう1つの契約書は、スマホアプリの販売契約書です。

半年にわたってコツコツと作っていたアプリもいよいよ完成間近ということで、こちらは書籍と連携させてのアプリ開発販売なのですが、当社が販売元として来年1月販売開始予定です。

その前に、まだアプリそのものの完成を目指すことと、これらの販促の戦略も立てないとなりません。特に電子出版関係の販促のためのウェブサイトはしっかりしたものを作りたいと考えています(これはサイトを作るチームを作るところから工夫)。

というわけで、デジカルとしては来年から販売事業に着手することになります。

もちろん売上はまったくの見込。本当に売れるかどうかはこれからの努力と運次第。しかし、受託事業一本では収益性の高い会社には絶対にできないので、販売事業の割合を増やしていく計画をスタートさせます。

先日も書いたとおりですが、本業回帰、編集プロダクションとして面白い仕事をたくさん手がけ、納品実績だけでなく販売の実績を積み上げて、収益性高い会社を目指します。そして、その先にはSEIHAサイトをいくつも作りたい(作れるチームを作りたい)。なんとしてもこれを達成しないと本当に寝覚めが悪いし、何よりも本当に一番やりたいことはそれなんです。

そこに行き着くためにもまずは実績積み上げての業績アップ、そして結果としてのスタッフの技量アップ。これらは長期的な視野で取り組まねばなりませんが、そうなるためには、まずは社員がそれぞれに自らやってみたいことができて、そこからちょっと難しめの仕事にもチャレンジしてもらって成果を上げて、結果報酬も上がって満足と感じられる職場を作ること、目下それが経営者としての最大の目標と考えて取り組んでます。

とにかく会社の業績を上げると決めました。社員の給料上げると決めました。事業としては受託事業に加えて電子書籍やアプリの販売を初め、そしてSEIHAやれるまでチームを伸ばすと決めました。

やること決めたら、あとは経営者はパフォーマンスが全て。結果を出してナンボです。やり遂げるまで当分私は無休です。