このところ「順調そうですね。」とか、「すっかり落ち着いたみたいですね。」などと声をかけて頂いております。ありがとうございます。本当に有り難いのですが、実態は全く逆です。毎日が慌ただしいし、先々も安定などしていません。

震災からまもなく1年。その後の慌ただしい顛末はこのブログのアーカイブをご覧になって頂ければわかると思いますが、確かに大混乱は納めました。そして、あのときの迅速な決断に誤りはなかったと今でも考えていますし、電光石火の決断と実行ができただけでなく、次のフェーズに駒を進めていることについては相当に自信をもっています。

しかし、変わらなければならないと踏み出した新しい世界は、まだまだ広大な原野、モヤモヤした霧や霞がかかった状態で先はよく見えません。新しい事をするためいくつかの古いことを捨てたので、事業収益の見通しは大変に不透明です。何度来た道を戻ろうと逡巡したかわかりません。

ただ、確実に今年になってどこかでルビコンを渡りました。

昨年末のことですが、いつもメンタルケアをしてもらっている方から、モジモジクヨクヨ話をしていると「誰もやったことがないから取り組む価値があるんでしょ(やりなさい)」と言われました。発破をかけられるとはこのことですね。目が覚めました。未知との遭遇を乗り越えることが価値、それをキャッシュ化できたときに、全員が自信を持てるとも言われましたが、今となっては実際にそうだと思います。

また、端から見てそういう風に言って貰えるということ自体に自信がつくというか、やってやろうじゃないか、と期待に応えたいとも思います。

いま全員で新しい仕事で収益を上げることに注力しています。アプリも電書も売り始めたので着実に事業内容も切り替わり初めてはいます。そして、これはゴールではありません。まだ先の展開があります。時間がかかります。

仮に今少し変革達成までに時間がかかるならば、その間の資金も稼いでいかなければなりませんが、その新しい業態を先月発見することができました。今はその新しいお客様とお会いするのがとても楽しみです。まだ一件も成約していませんが、もの凄くたくさん成約できる根拠無い自信があるんですね。

私個人ではそこに全力で取り組んで莫大な収益をあげて、借金を返してお釣りが来るようにした上で、若手が延び延びと企画仕事で結果が出せるまで見守られるだけの余裕を作るつもりです。社員に今すぐ小さな仕事で稼げなどというつもりは毛頭なく、しっかりと足腰鍛えて大きな収益を上げられるようになって貰えたら有り難いなと考えています。

もともと、ある程度の年商を確保するまでは、会社に必要なものは社長の売上収益に対する情熱だけで、複雑な経営戦略など一切不要です。逆にいえば、小さなところでまとまるつもりはないので、ここで戦略などは考えていません。

そういうわけで、順調そうだったり落ち着いたりして見えるのは、無いなら作ればいい、という覚悟が定まったということだと思います。実態として本当に事業が順調になり落ち着いた生活ができるのは恐らくもう少し先になるかもしれませんが、そんなに遠くないなとこれまた根拠無く感じています。

今年から来年にかけては死ぬほど働きなさい、知恵を絞りなさいとも言われてもいますが、確かに厄年が明けてから面白いようにシンドイ毎日を楽しめるようになった気がしますね(自己暗示なんですかね)。

ともかくもの凄い勢いで稼ぎたいモードになっているので、この調子で楽しんでいこうと思います。”ほどほど”ではいやだということですね。