昨日のように「ガオーッ」ってブログを書くと反応があるので、ついついそういう期待に応えたくなってしまいますが、大人気ないのは日頃は大人だからこそ効果があるはずで、また無理してトーン戻しおとなしく書きます。
掲題の「読まれる本」ですが、形態は、「書籍」「電子書籍」「スマホアプリ」「ウェブメディア」の4つを念頭に置いています。今のデジカルはどれも作れます。最適なパッケージでコンテンツを提供すべく考えています。本は人。その人が一番伝わる方法で、伝わるような仕組みを提案していきます。
本屋さんに並んでいる本を書きたいならば、読者が読みたい本を作らないといけません。本を書いて儲けたいと思うなら儲かるように書かないとなりません。それなのに自分が書きたい(自分を押し出したい)ということで本を作るから売れないのではないでしょうか。書きたいこと、自分を押し出したいならばウェブが一番です。まさに自分がこう書きたいということを書き続けるだけで反応を貰えます。ほぼ無料です。
最近はそれらに加えてスマホで「使える」本と「読める」本を考えています。まずは読める本、これは電子書籍の企画をスタートさせました。人のことを知るためのツールとして本は最適です。ブログも分かりますが読みにくいです。それを電子書籍にしてネットで知った瞬間にダウンロードして読めるというのは素晴らしいサービスではないかと思います。電子書籍は、そういったまだまだ知られていないすごい人の本の企画をどしどし出せるようにしたいと思います。さっそくいくつか企画を寄せて頂いているので、いまは全部自分で担当させて頂いて作っていきます。
皆さん編集について知りたいようです。編集テクニックについては物の本を読んだり学校に行けば誰でも習得できることなので、私はあまり興味がありません。実際、本の制作についてはスタッフに任せています。それよりも、その人にとってどういう刺激と整理を加えれば、どういった本ができるのかという設計部分については、私自身まだ未熟ですが、こうやればいいんだろうなぁというものが見えてきたので、それを著者の方々と一緒に取り組んで本を作っていきたいと考えています。
次にスマホで使える本ですが、これはずばり実用的なコンテンツアプリです。先月リリースしたSPIアプリですが、お陰様で毎日15本ぐらいは売れていて発売一ヶ月ちょっとですが間もなく600本です。売れたらいいなとは思っていましたが、そんなに期待できなだろうなと思っていたので、これは嬉しい誤算です。この調子でいけばリクープはそう遠くないです。ひとつ課題なのは、どういう導線で売れているのかわからないということです。現在教育カテゴリで63位です。先々週までは150位ぐらいだったので、一度ランキングに見え隠れすると売れるのかもしれません。この実用書系の使えるアプリは今後も企画していく考えです。
残るウェブメディアですが、これまでハブメディアなどの取り組みもやってきましたが、いま新しいウェブメディアを作っています。これは使える本ですね。3月末リリースで関係者頑張っています。従来だとカタログになっていたようなものをウェブにします。これまたテーマは本です。このウェブメディアの企画に関してだけ現場に任せています。
最後に「本」です。書店でもの凄く売れる本の企画は、いまの会社の状況だと開発に時間がかかりすぎて着手できないと考えています。また、書店自体がどんどん減っていますし上記のような新しい本のほうに興味があるのでどうしても後手後手になっています。今後も、これは出してみたいという本の企画については、出版社の方々と協同で発刊していけたらと考えています。
今回はそれ以外に、書店に売ることを最初の目的としない本を作るサービスを始めます。自費出版ですが、目的は出版ではなく本作りです。本を作る過程そのものをサービスにして別の目的を達成することになります。もちろん、できた本は「電子」の形であれば在庫無く全世界に販売も可能なので無駄はありません。これこそ、いままで経営する編集者として培ってきた経験の活かせる仕事だと思っています。
これは私単独で営業開始します。
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