「電子書籍」をたくさん「電子出版」してみました。わかったことがたくさんありますが、要するに

1.読みたくなる本

2.手軽に買える環境

3.それらを認知させる手段

「電子」だから何かが必要になり簡単になるわけでなく、紙の本でも全く同じです。

1.については自社の領域なので今後も考えますし、「読みたくなる本」に仕立てるようにしていきます。

2.については、今回大量に発刊してわかったことは、ITリテラシーが高い人でも今のサービスはとても使いにくいこと、そして未だに電子書籍って何処でどうやって買えるの?という人だらけだということです。

まずは現状で最も買いやすい導線を研究して、書店の選定も含めて出版編集側で決めてエンドユーザーである読者の方々にうちの本はここで買ってねと勧めていこうと思います。

いまいろいろリンク貼ってますけど、この書店使えないって自分たちが思う店のリンクを貼るのはお客さんのためにはならないですね。

3.については、現在の電子書店ではランキング以外の認知方法がありません。ECサイトとして書店が頑張る価値があるところだと思いますが、あまりやる気がないみたいなので自社で準備しようと考えています。

当然、そこで作るメディアが、今後デジカルとして、どういった出版の取り組みをしていくのかを体現していくものになると思います。柱は2つ考えています。

1つは、電子出版によって、出版をもっとカジュアルなものにしたいということ。

著者の皆さんには、編集者やデザイナーとして、

・本を作る過程が著者の人生を豊かにして、仕上げたときの喜びを共有できるサービス

を提供し、読者には、

・カフェ1回分の価格で、いろいろな人の知識や経験を共有できるサービス

として提供していきたいと考えています。いまは自社サイトのローンチで手が回りませんが、それが終了次第、この電子書籍用のメディアも用意します。

もう1つは、日本経済を真に支える中小企業経営者の方々にとって、有益な情報となる書籍を提供していくサービス。こちらは紙の本とセットのサービスを考えています。