情報処理能力が高く知識豊富な人がたくさんネットでも発信していますが、その人がその分野で自分にとって信頼に足るアドバイザーとなるかどうかは、素人目にはまったく判断がつきません。

その人が良いアドバイザーかどうか、どうやって見分けることができるのか?という質問の流れで、昨日面談した資産運用コンサルタントの方が「経験」が重要と仰っていました。それも「失敗した経験」がと。

なるほど失敗体験は誰もが持っていると思いますが、それを「失敗した経験」にするためには、失敗しても同じ事に再挑戦して、成功させていなければなりません。失敗した経験を持っていると自信をもって語れるコンサルタントは、良いアドバイザーとなるに違いありません。

実際私自身が、経営のアドバイスを前沢先生に求め、その助言通りに努力しているのも、先生が大失敗談をお持ちだからです。

余談ですが、あんなに大好きだったビジネス書を最近あんまり読んでいません。思い返してみると、店頭でパラパラしているときに、この「失敗談」を枕にすることが定型化していて、(それって大した失敗じゃないよ)、という話が最初にあると「またか」と閉じていたのでした。

閑話休題。いま経験談をまとめて発信するのに電子書籍は、非常に適したパッケージだと考えています。ブログやメルマガでもテキストを配信するという点では同じですが、その人を分かりやすく伝えるメディアとして、やはり本は最適だと思っています。

ImpressQuickBooksでも貴重な経験をまとめた本をいくつか用意してみました。私自身は、そういった企画をもっと増やしたいと思っています。私自身が打合せでその人自身に魅せられて、この人の話をぜひ伝えたいと思った方々に書いて頂きました。

20歳の時、父の借金の連帯保証人になり、ゲーム業界と広告業界でフリーランスとして働くことを決めた著者。小さな成功を収めて借金の返済も軌道に乗ってきたある日、師であった父が脳梗塞で倒れる。ノー収入ノー年金な両親と自分の将来を守るため、著者がした決断とは?借金の返済と知られざるゲームプロモーションについて、ゲーム業界におけるマーケターの先駆けである父を師匠とした著者が語る。

小沼竜太(こぬまりゅうた)1980年12月29日生まれ。ゲーム市場専門のマーケター。ファミコン時代から連綿続くゲームのマーケティングに精通した父・小沼謙太郎に師事。「ペルソナ3」「ペルソナ4」「キャサリン」「セブンスドラゴン」「戦場のヴァルキュリア2」「戦場のヴァルキュリア3」「ブラック★ロックシューター THE GAME」等の宣伝を手がけた。現在は複数のコンシューマゲームタイトルの宣伝・開発を担当しつつ、ソーシャルゲーム開発にも乗り出す。株式会社イメージエポック及び株式会社リュウズオフィス取締役。

全ての起こることに意味を見出さなければならない。そう信じ続けて行動に移していった結果、大切なものを見つけ出すことができた。ここまでの苦労がなければその価値を理解することはできなかっただろう。

会社独立のその日に妻が病に倒れそれから2週間、妻の会社と2社の経営をすることになった著者。妻の看病と経営を両立させた2週間は肉体と精神の限界を超えた集中力を得た。その後も追い打ちをかけるようにまた妻がもやもや病に。独立起業と妻の病という困難な中で超えた限界とそこで得た感覚を記した。
妻による手記【命】も同時出版!


金山裕樹 1978年7月11日生まれ、静岡県浜松市出身。立命館大学政策科学部2001年卒。大学在学中はフジロックフェスティバルに最年少出演バンドのメンバーとして出演するなど音楽活動に没頭。大学卒業後にITベンチャー数社を経験した後、ヤフー株式会社にて、Yahoo! FASHON、X BRANDをプロジェクトマネージャーとして立ち上げる。2008年11月にVASILY設立、2010年4月よりソーシャルファッションサイト『iQON』(http://www.iqon.jp アイコン)運営開始。

2008年に独立、その1年後、まだ事業が落ち着かないなか、突然脳梗塞を患う。さらに1年半後「もやもや病」という難病をかかえていることが発覚。2回の大きな手術を経験する中で学んだ人生の試練や深み、大切なことの話。

闘病を支えた夫の手記【道】も同時出版!


金山めぐみ 1978年、大阪で一人娘として誕生。父親はテレビ局勤務で家庭を顧みない仕事人間。母親は専業主婦で且つ、母親方が三代離婚家系のため、将来はバリバリのキャリアウーマンで温かい家庭を築くことを夢見る。
家庭の不和が訪れ、両親が離婚することになる。離婚に至るまで、母親と長野県や滋賀県へ引越しし、複雑な幼少期を過ごす。立命館高校へ入学し、一旦は温かい家庭を経験するが再度両親が離婚する。立命館大学では政策科学を学びコンピュータや情報処理に関心を抱くも、本当にやりたい仕事は何かがはっきりとは分からないまま、就職氷河期に就職を向かえることになる。
2001年㈱日立システムアンドサービスでLinux+Oracleセールスエンジニアを3年、その後Linuxとオープンソースの事業企画を2年経験する。自分のやりたい仕事は何かを模索し2006年、㈱ドリコムへ転職。ネット広告事業部長を経験。
29歳で㈱ラグジュアリーアロマを設立し、お肌に塗れるマッサージキャンドルを販売中。

バブル崩壊。まさに大きな転換の年。

僕が就職活動で異変を感じたのと同様、我が家にも逆回転し始めたバブルの影響が出始めた。祖母が昭和48年に60歳を過ぎて気合いと根性で建てた我が家が他人の物になってしまいました。残念なことに、西麻布の土地と建物を売却しても借金は全額返済できなかった。普通ならあり得ない!ただ、家を改築しただけの借金が、土地と建物の値段を大幅に上回るなんて!

バブル崩壊とともにわが家を失い、土地家屋を売っても残った借金のために親子三代で学んだこと、実践したこと、そしてダイエット。借金返済は究極のライフハックだ!


立花岳志(たちばなたけし)。1969年(昭和44年)7月5日生まれ。酉年、蟹座、A型。東京都港区西麻布出身、左利き。
月間160万PVのブログNo Second Lifeにてアップルガジェット(Mac、iPhone、iPad)、書評、ランニング情報などを中心に毎日情報発信中。  音楽大好き。ワイン、ラム、スコッチを愛する身長190cm髭坊主。

パソコンも持っておらず、「2ちゃんねる」という言葉すら知らないままにネットの世界へ飛び込み、とあるきっかけで『2ちゃんねるまとめブログ』管理人なるまでの道のりを匿名希望の著者の書き下ろし。毎日同じことを繰り返し、上司に媚び、同僚に気をつかい、なんとか出世しようとする嘘だらけの世の中に疲れきった僕。人生・勉強・スポーツ・顔すべてにおいて普通以下の僕が1人でお金を稼ぐにはどうしたらいいのか? 理想の仕事はなにか? 金ない! コネない! 得意な分野ない! のないないだらけの中、半ばヒモのような状態になりながらもこの大不況下で無謀な挑戦がはじまります! 大不況の世の中VS普通の男。

名無しぼうず(ななしぼうず)1980年代に東京生まれ。まとめブロガー。自称180cm、すごく細い、生粋の引きこもり、嫁持ち
学力、体力、容姿には残念ながら恵まれず。貧乏家庭で育ち、常にお金が無い生活の毎日。その影響かお金を稼ぐと言う事が大好きで、常に稼ぎたいと言う気持ちだけで生きてきました。その後様々な出会いによって2ちゃんねるまとめブログで生計をたてております。
今までたくさんの挫折を味わってきましたが、一つ学んだ事は「常に前向きである!」これが大事だなと実感しました。

情報爆発時代。インターネットの向こう側に存在する情報は加速度的に膨れ上がっていく。その多くは残念ながら自分にとっては役に立たない、ゴミのような情報……。その中から自分に役立つ情報を探し出すにはどうすればいいのか?

創刊15年、月間50万PV、1万人の読者を誇るニュース管理人が語るネット情報収集術をご紹介。情報収集することで、もっと上手に、もっとお得に、もっと楽しく、もっと良い結果を出せ、もっと失敗する確率も低くし、より良い人生を送ることができる!


まなめ 1996年5月に開設した老舗個人ニュースサイト「まなめはうす」の管理人。他にも「さまざまなめりっと」や「304 Not Modified」など複数のブログを持ち、合わせて月50万PVを持つ。主に、ツイッター(@maname)やはてな(id:maname)界隈に生息するネットの住人。15年間も休まず更新し続けたり、2008年から3年連続で年間100回以上のオフ会に参加したりして、多くのインターネットユーザーとの交流を持つ。ウェブ上では、本業であるシステムエンジニアの知識を活かして「笑ってダマされタメになる!きたみとまなめのIT用語集」や、ツイッターまとめサイトのノウハウを活用して「週刊Twitterなう!」を連載。趣味のボードゲームでは、ドミニオン日本選手権で5位の実績も。

 

働くというのは義務であると同時に権利でもある。
「男は仕事をするもの」というプライドはそこまでして守るべきものなのか。僕にとって一番大事なものはなんなんだろう。

「じゃあ、僕が主夫になるよ」

専業主夫として、毎日悩んだり、試行錯誤を繰り返したりの日々を送ってきた「ベテランでもないけど、素人でもない専業主夫の、現在進行形の様子」を語ります。

ムーチョ 1979年東京生まれ、専業主夫。10才の時に親の仕事の都合でシンガポールに移住、その後ニューヨークの高校へ進学。慶應義塾大学文学部を卒業後、株式会社オリエンタルランドに入社。過労等が原因となり、体調を壊し退職。その後三菱電機株式会社へ転職するが、体調への不安と、子供が生まれたことによる生活の変化により、専業主夫という生き方を選ぶ。現在は専業主夫という生き方の理解を広める為、「カタルエー専業主夫の漫画ブログー」にて4コママンガを使い情報発信をしている。

人生は鉛筆デッサン画。いいことも悪いことも、すべてが自分をかたちづくるために必要で、何も無駄なことはない。

ブログに手帳などに書き付けていたことを手軽に公開し、反論やアドバイスをもらえるようになるなんて、嘘みたいなことだと思います。自分だけで完結するのではなく、他人の意見を取り込んでより考えを深めることで、それまでとは異なった視点や考え方を知ることができるようになりました。

いい出会い、悪い出会い、拓ける可能性……。大切なのは、「選択肢がある」こと。選ぶのは常に自分であり、「政治が」「親が」「生まれが」「育ちが」「○○が」などと、周りのせいにしていては何も変らないのだ。自分自身でその選択肢をより多く持てるように、どんなことができるのだろう?本書では著者の経験をもとに、「ブログ」を始めとする「インターネット」でより新しい可能性を得るためにどんなことができるかについて考えたことをまとめています。

はせ おやさい 主婦兼ブロガー。はてな(id:hase0831)を中心に活動。Webディレクターなどを経て現在フリーランス。インターネット歴は1998年〜。気まぐれ・わがまま・飽きっぽい性格と、仕事/家庭/個人のバランスを取るべく試行錯誤している生き様をブログ「インターネットの備忘録」にて綴っています。いろんな人の話が聞きたい。

格差って、見たことあります?
俺はあります。都会にいたときは見えませんでした。なぜなら、都会は雑多な人たちの集合体であり、雑多であることが前提だからです。そこにはなんでもかんでも存在しているので、特に格差を「見る」必要は無いわけです。(本文より)
田舎に押し込まれてわかった、俺が見た、もっと隠微で、それでいて明確な格差。彼らは未来を封じられている……。

MK2 1970年生まれのおっさん。職業はアニメとかエロゲやって実況しつつ悲鳴を上げること。趣味はコンビニの経営です。
はてなでは id:nakamurabashiとして活動中。2007年より、ブログ「G.A.W.」(http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/)にて、仕事の話をしたり、本の感想書いたりしてます。

また最新刊として、小説仕立てのものも用意しています。

今からちょうど五年前、私は十年間座長を務めた劇団を断腸の思いで閉じました。そして、それからすぐに睡眠障害を患ってしまい、日に日に体力が奪われていきました。まさに負のスパイラル。加速度をつけながら、私の身体が悲鳴を上げます。

まず耳が聞こえなくなり、しばらくして、今度は高熱が一週間ほど続いたと思ったら、突然、顔の右側半分が動かなくなりました。

顔面神経麻痺――

私の細胞一つ一つが破壊されていくような気がしました。

苦悶(くもん)、煩悶(はんもん)の日々が続きました。

もう限界でした。

そんなある日、雨に霞む海岸通りを眺めていたら、遠くにぼんやりと明かりが見えたのです。すぐにガソリンスタンドの明かりだと気付いたのですが、私はその明かりがなぜかしら『自分の進む道しるべ』のような気がしてなりませんでした。

本作品の構想が降ってきた瞬間です。「はじめに」より

本作品は、2009年第十六回松本清張賞の予選通過作品を著者が電子書籍版に改編したものです。1~3巻をセットにしたセット版も販売する予定です。

畠山 貴憲(はたけやま たかのり) 1970年東京都生まれ。1997年劇団『ATAC』の座長になり、2002年劇団名を『THE THEATER JUNK』と改める。2003年『永遠の一秒』が、萬スタジオバックアップシリーズで最優秀審査員賞を受賞。翌年上演の『海を越えた挑戦者たち』はFM沖縄制作のラジオドラマに選出される。その後、フリーになり、2009年小説『wait』が、第十六回松本清張賞の予選を通過。410編の中の33編に選ばれる。来年、小説『海を越えた挑戦者たち』が琉球新報社より出版予定。同作品は現在、映画化として進行中