モーリさんが安田理央さんの電書を手伝っているというのを横で見ていたのですが、とても売れているようなのでその後の動向に着目しておりました。

果たしてベテラン編集者の方は、電子書籍の編集をどうとらえられるのか。

話題の電書「45歳からのアニメ入門」の編集をしたので、電書の編集ってどういうかんじでやったのかをまとめておくよ |in between days 表参道で働くシニアのブログ

編集という職能、職種、職業、いままでは出版社に附属するものとして、出版を構成する部分として、否応なく付いてきたわけです。しかし、個人出版によってそれが選択できるようになっているいま、この職能だけで独り立ちできるかどうかは難しいだろう、という岐路に立たされているようにおもいます。

いまは版元の編集をされていらっしゃいませんが、つい最近間近にモーリさんのすごい編集力を垣間見る機会があって、さすがだなと思ったのですが、そのモーリさんがこう仰るぐらいなので、やはり「編集者」が電子書籍編集者にそのままシフトするのは難しいと思われます。説得力あります。

そしてモーリさんの記事を読んで、先月書いた「編集者のいない出版社」構想はやはり正しいと自信を持ちました。電子出版には編集者は不要ですが、編集作業をするプロは必要です。ではどうやってそれを商売にするのか。

着々と進めています。一つ大事なことを補足しておくと、今儲からない、とても細かくて面倒くさい仕事、だから将来的に儲かるビジネスになると考えています。

この事業開発の時間をどうやって凌ぐのかが私の経営的な課題だったのですが、今回明確に1つの手法を確立することができました。そして、その手法をつかってもう一つの事業を準備します。

零細企業に好機溢れる面白い時代です。