新年度になりました。いろいろ新しい動きがスタートするようです。果たしてどうなるのか。落ち着いてくる6月ぐらいの動きを見据えようと思っています。

今後暫くコンテンツビジネスのデジタル化の流れは加速すると思います。そして誰もが容易にコンテンツを作ることができる時代になっていくと想定していますが、こういう状況では多少の制作技術があるからといって、何の強みにもならないと思います。

それに投下する投資金額が恐ろしく低減してます。当社の場合も創業当時はコンピュータとソフトを揃えるだけでも一大事でしたが、いまはiMacとAdobeCCのお陰で、設備投資という概念が無くなってしまいました。

ここで普通なら需要が増えて低コストになるから儲かると思うかもしれませんが、私は参入障壁が全く無くなってしまので、これは大変なことになるなと思いました。2年ぐらい前です。

そのときに2つ考えました。1つはデジタル化の流れを止めることは不可能なので対応すること、ただしアナログは無くならないので、さらに数年後の復権を見据えた手を打つこと。

もう1つはタイトルにある制作サービスの再設計です。需要側、供給側双方の経済構造を見据え、自社の体制を抜本的に見直そうというものです。

どうやら後者で取り組んでいたことがいまピッタリ賞で当てはまったようです。何をやっているのかは当然企業秘密なので書きませんが、会社を傾ける前から数年来トライ&エラーを繰り返していた「強いチーム」を作ることの延長です。

しかし、ちょっと上手くいったからと慢心してはなりません。それに事業経営は結果が全てですので、2年以内に圧倒的な業績を上げて、第三者に評価してもらうことでこの仮説を証明したいと考えています。

あとは、電子出版の方も、まだ大きな収益事業になっていないので(赤字にはなっていないけど)、収益拡大を目指しサービス再設計をすることにしました。

いずれもサービス設計がキーワードです。