長らく原因不明の行き詰まり感であった「不調」の原因をようやく突き止めました。

休日が無くなるほど仕事が押し寄せる高収益企業を目指して日々経営的な改善を繰り返していますが、先月は年度末の駆け込み需要もあっていくつか創業来のレコードを塗り替えました。

これぞ好機到来と間髪入れずに攻勢の号令を下すと、うまく状況と適合したのか現場が破竹の勢いで進んでしまって兵站線が延びて一気に兵力不足に。

熱くなってしまって、つい”まだ”大丈夫だろうと兵法のイロハを忘れ慢心してしまいました。それにロジスティクス構築も完全に後手に回っていたようで、前線の後方支援ばかり意識して本部の運営がガラ空きになっていました。本来であれば昨年の不調の段階でマネジメント職を採用していなければならなかったのだと思います。

加えて、もう槍働きをする立場ではないと分かっていながら、あえて火中の栗を拾ってしまったこともあだになっています。まだ自分の年齢であれば大きな組織であればミドルマネジメントですから、そうあるべきと勝手に下りてしまっていました。成りは小さくともトップはトップ。将たるべく采配すべきでした。

この1年は、大量の仕事をこなすためにITCツールの使いこなしを徹底する一方で、ひたすらに情報断捨離だとスマホでアプローチする情報の大半を切り捨てていましたが、これは前線指揮官レベルの仕事でしかありませんでした。

もちろん率先垂範ですから最前線に出向くことも必要ですが、だからといって干戈を交えて兵を伐つのは下の下でした。上兵は謀を伐たねばなりません。不調もなにも各方面に前線を作って、そこにすべて槍働きで出かけてしまえば疲弊消耗するに決まっています。

そういったことに気付いて今月は社内に籠もって現場の増強とともに全体最適化に集中していましたが、デザイナーの増員も完了し5月からのフォーメーションも整ったので、次の課題として今度こそ参謀本部を作ることにします。

ほんとうは今すぐにも喉から手が出るほど人が欲しいのですが、慌てる何とかはもらいが少ない(ということは高く付く)と考えています。

2年前にも同様の採用を考えていましたが当時はまだ人材像が明白になっていなかったので当然採用に至りませんでした。 今回はいまから3ヶ月は準備をして7月から募集開始します。